CFP

CFP試験受けてきました

おーくら
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ただでさえ更新が滞っているブログをここ1か月CFP試験の勉強のために完全に放置していました。更新を楽しみにしてくれている方(いないと思いますが)申し訳ありませんでした。

肝心のCFP試験の結果はまだ出ていないので結果が出た後にまた追記しますが、自己採点ではライフ39/50、タックス41/50ですのでマークミスなどがなければ大丈夫だと思います。→無事合格していました

ところでこのCFP試験、よく知らないという方やこれから受けようか迷っているという方、どうやって勉強すればいいかわからない方も多いと思います。そこで今回は、そういった方に向けて、CFP試験について書いていきたいと思います。

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CFPになるには?

まず、CFP試験(正式名称:CFP®資格審査試験)を受けるには、AFP認定者であることが必要です(大学院で所定の課程の単位を取得した場合を除く)。AFPについては以前の記事を参照ください。

https://proponi.net/afp-training/

https://proponi.net/afpcostntime/

なお、CFP試験の2か月前ぐらいがAFP資格登録申請期限なのでAFP認定研修は余裕をもって修了したほうがいいと思います。

また、CFPになるには6課目合格し、合格後の研修を受けること+実務経験3年が必要なのですが、6課目は一気に合格する必要はありませんし、1度合格してしまえばその課目の合格はずっと有効です。実務経験も研修によって補えるようなのであまり心配はなさそうです。

ただ、AFPになることで入会金や年会費が発生しますし、単位を取らないとAFPを継続できませんので、CFPやFP1級を目指す人はコスト的にもできるだけ早く6課目合格するのがいいと思います。

CFP試験6課目に合格すると1級FP技能検定の学科試験が免除されます(CFP試験合格日の翌々年度末まで)。また、CFP試験に合格後、CFPとして登録(CFP認定者)した場合、CFP認定者の資格が失効しない限り、学科試験が免除されます。

どの科目から受ける?

ここで気になるのが、6課目をどれからどんな組み合わせで受けるかということではないでしょうか。私もかなり悩みましたが、過去の合格率や口コミなどを調べて、それぞれの傾向も調べたうえで、何とか決めました。私のように、受ける課目を悩む人も多いと思いますので、それぞれの課目の合格率やそれぞれの特徴などから受ける順番を決める参考にしていただければと思います。

金融資産運用設計

直近(2023年第1回)の合格率は30.7%。直近4年で合格率が最も低く、6課目の中では最難関だと思われる。また、2級まででは見たこともないものもあり、勉強時間も長くかかりそう。金融関連の仕事等で触れている人は比較的とっつきやすいかも。

不動産運用設計

直近(2023年第1回)の合格率は35.8%。合格率は比較的安定して高く、4年平均でも36.7%と3番目に高い。6課目の中では難易度が高くないと思われる。

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

直近(2023年第1回)の合格率は35.6%。少し意外だが、4年平均合格率は3番目に低い。法改正やトレンドに絡んだ問題が多かったり、手間のかかる計算問題が多く、解き方に慣れていないと試験会場で焦ることになるかもしれない。多くの人がなんとなく聞いたことがあるようなものも多いため、とりかかりやすいが、範囲が広くどこまでやっても不安がぬぐえない課目だった。

リスクと保険

直近(2023年第1回)の合格率は31.8%。4年平均合格率は金融に次いで低い。だが、合格率がぶれやすい傾向がある。保険を扱っている人であれば、難しくないかもしれないが、多くの人は手こずりそうな課目。

タックスプランニング

直近(2023年第1回)の合格率は39.0%。意外に4年平均合格率は最も高い。問題のほとんどは計算のため、どれだけ計算を習熟できるかによるかもしれない。また、2級までではなじみのない消費税の計算や法人の問題がある程度でるので、そこが得点源にできると楽。また、他の分野と絡む問題があるので先に受けておいたほうがいいかもしれない。

相続・事業承継設計

直近(2023年第1回)の合格率は31.4%。4年平均合格率は2番目に高い。だが、合格率のぶれがある。現に、直近の合格率は金融に次いで低かった。法律がベースなので知識問題が多そうだが、近年、法改正が多いので過去問の蓄積が少ないかもしれない。

以上を踏まえて私は、初回の受験ではライフとタックスを選びました。ライフを選んだ理由は最初なのでとっつきやすいのがいいだろうと思ったのと、意外と難しそうだったので早めに片づけておきたいと思ったからです。また、タックスは他の課目との関連がありそうだったので初回に受験することにしました。

選び方は人それぞれだと思いますが、何度も受験できるので難しめのものから受験していくと、もしダメでも次の受験課目を増やすことで対応できると思います。また、他の課目とつながりのあるタックスは早めにやっておくと後が楽かもしれません。一度に受験する課目数は、勉強時間をどれぐらいとれるかによりますが、日中仕事をしている方は2~3課目が目安ではないでしょうか。ちなみに6課目一括受験の方ですべてに合格した方は直近ではわずか21名でした。1課目あたりにそれなりの勉強時間が必要なのと6課目を一気に受けきる体力が必要なのでなかなかハードルは高いと思います。

受験地・受験料

受験地は2024年6月試験から8地区の受験地が増設され、札幌、仙台、宇都宮、東京、神奈川、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、広島、高松、福岡、熊本、那覇、水戸、埼玉、千葉、富山、松本、松江、岡山、松山の24地区になりました。少し受けやすくなったのではないでしょうか。

受験料も2024年6月試験から改定されました。まとめて受けるほど1課目あたりの受験料は安くなりました。(以下の表は日本FP協会リリースから引用2024年度CFP試験受験地増設・受験料改定.pdf (jafp.or.jp)

一度に多く受けるほうがお得ではありますが、自分の体力や時間と相談しながらですね。いくら1課目あたりの受験料が安くても、何度も受ければ当然余計にお金がかかりますから。

結局、CFPになるメリットはあるのか

色々、CFP試験のことについて言ってきましたが、そもそもCFPになってなんかいいことがあるのでしょうか?

日本FP協会によると、CFP資格とは?という質問について、

CFP®資格は、国際CFP®組織FPSB(Financial Planning Standards Board Ltd.)とのライセンス契約の下、世界の25カ国・地域(2023年2月現在)で導入されています。

CFP®資格を持つことは、資格認定の柱である「4E(教育=Education、試験=Examination、経験=Experience、倫理=Ethics)」と実務プロセスの指針である ファイナンシャル・プランニング・プロセスの「6ステップ」のコンセプトに基づき、世界で認められた共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスが提供できるプロフェッショナルであることの証明となります。日本国内では、ファイナンシャル・プランナーの唯一の国際認定プログラムとして、FPSBとのライセンス契約の下に日本FP協会がCFP®資格を認定しています。CFP®資格取得に関するQ&A | 日本FP協会 (jafp.or.jp)

などと書かれていますが、この文からは世界でもプロの証明として通用するっぽいということがなんとなくわかるぐらいです。

これだけではよくわからないので、CFP資格取得のメリットは?という質問を見てみましょう。ここでは、

お客様の信頼が厚くなった。(金融機関勤務)、「CFP®資格を持つ方に相談したい」とお客様から選んでいただけた。(FP実務家)、FPのプロとしてCFP®資格が必要なものであると、FP実務を通して実感している。(証券会社勤務)、6分野(CFP®試験の受験課目)の知識を幅広く活用できるようになった。(保険会社勤務)、セミナー講師や執筆の依頼が入るなど、仕事の幅が広がった。(FP実務家)、CFP®認定者検索システムに登録し、仕事の依頼が増えた。(FP実務家)などの声がありますCFP®資格とは? | 日本FP協会 (jafp.or.jp)

やはり生の声は説得力がありますね。特にこの中でも、私が一番納得できたのはCFP®認定者検索システムに登録されることで仕事の依頼が増えたということでした。実はこのことは、FPのセミナーを受けた時にも聞いていて、CFP®認定者検索システムを使って調べて依頼してくる方は一定数いるようです。独立・開業を考えている方にとってこのシステムの存在は大きいのではないでしょうか。

別に、FP協会からお金をもらってるわけでもありませんが(むしろ払ってる)、これからの日本では需要のある知識ですし、特に独立・開業を考えている方にとっては、とる価値のある資格ではないでしょうか。

今回の記事が参考になれば幸いです。

ではまた。

ぽにっちぇ
ぽにっちぇ

・CFP試験に挑戦してみよう

・一度に受ける課目数は自分の状況と要相談

・CFP®認定者検索システムが仕事につながるかも?

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ABOUT ME
おーくら
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2級FP、AFP、行政書士有資格者
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